【SVシーズン22/シングル】イダイなガブリッパー【最終409位/R2007】
≪ご挨拶≫
SV7個目の構築記事になります、キタイと申す者です。
シーズン22お疲れ様でした。
今期は3桁前半とレート2000を達成することができたかつ、思考を言語化したい思いから、記事を書こうと思います。
結果は、TNキタイ 最終順位409位 最終レート2007 でした。
それでは、構築紹介に入ります。
≪構築紹介≫
※以下常体
<構築経緯>
あまりに長く構築が迷走した経緯があるためすべての変遷は書かないが、雨の並びに至ったプロセスを記す。
レギュH開始前の構築構想から、ブリジュラスが圧倒的に強いのではないか(単に自分自身ブリの処理が苦手)、使用可能ポケモンの低種族値化からタイプ的に通りの良い水技の高火力がすべて破壊できるのではないかとの考えから、トノイルカブリの雨パから組み始めた。
シーズン序盤はみんな構築がさだまっていないこともあったが構想段階の思惑通り、イルカマンだけで勝ちきれる試合も多く50戦くらいまで勝率85%ほどだったが、中盤からHD持久力ブリの増加や思っていたよりもカイリューを押し切れないなどの理由から、イルカマンを解雇。
雨エレビブリは持ち物と技に悩みつつも非常に強力だったため、ペリイダイブリに変更し補完枠を探した。
構築迷走時にガチカイサフゴのスタンパや攻め駒×2+ママンのサイクルパを使った経験からハチマキ氷テラバオオニューラの通りが良いと考え、オオニューラ+雨から2体という選出をこすっていたが、裏に引けないこだわりのため無理な読みがいる+襷ガチグマとがんじょうブリ増加の問題から、オオニューラに変わる先発要員を考え直した。
イダイブリの雨パは悪全般、ミミッキュ、エレビや眼鏡のがんじょうブリ、アシレーヌをよく誘うため、それらに強い条件で考えフェアリーテラバハチマキガブリアスを採用。
次にここまででは受け系統への崩しの要素が薄いことから、巧み挑発みがわりサザンドラを採用。
最後にパーティのタイプ補完の穴を埋められ、ガッサや積みを含めた搦め手に対抗できるスカーフトリックサーフゴーを採用して構築が完成した。
<個体紹介>
1.イダイトウ
持ち物:いのちのたま 性格:いじっぱり 特性:すいすい
テラスタル:フェアリー
実数値(努力値):195-180(252)-86(4)-×-95-130(252)
技:ウェーブタックル/おはかまいり/テラバースト/アクアジェット
雨エースその1。
フェアリーテラバは悪タイプ入りに選出するためおよびカイリューのスケショ透かしのため。
シーズン通して大活躍はあまりなかったが、通りの良い構築にはブリジュラスと選択で選出した。
イダイブリの雨2体選出は、ペリッパーが対面的に戦う型の関係上雨ターンが足りないためできない。
火力もイマイチ足りておらず、最後まで信用できなかった。
終盤に増えたセグレイブに強かった点はよかった。
この枠は別のポケモンでもよかったが、構築全体のSラインが下がること(ドラパやスカーフサフゴが若干重い等の理由)と、基本選出の持久力ブリやガブが強いミミッキュを異常に呼ぶことを評価して最後まで使い続けた。
選出率4位
2.ブリジュラス
持ち物:オボンのみ 性格:おくびょう 特性:じきゅうりょく
テラスタル:ひこう
実数値(努力値):165-×-151(4)-177(252)-85-150(252)
技:ラスターカノン/りゅうせいぐん/エレクトロビーム/みがわり
雨エースその2。
ミラー、準速ミミッキュ意識の最速。
テラスタイプはじめんタイプを透かしたい関係上、フェアリーではなくひこう。
ほとんどの試合で選出した。
持ち物はシーズン中盤まで残飯で運用していたが、受け系統対策枠のサザンを採用するにあたってオボンに変更した。
どちらの持ち物も強かったが、場持ちをよくするため回復アイテムを選択したことは正解だった。
個人的に雨パに採用するブリの特性はじきゅうりょく一択で、それは雨エースという特性上2体以上の相手を望むため。
1体目を突破する段階で何かしらの攻撃を受けているためじきゅうりょくが発生しやすく、裏から出てくる物理アタッカー(カイリュー、ミミッキュ等)に対し仕事がしやすくなる。
また技構成はラスカりゅうせいエレビまでは確定、最後の1枠はみがわりを選択したがこれがあまりに強かった。
ガチグマ対面での様子見や、じしんどくどくのグライにTODや突破ができる。
シーズン通して多かったブラムだいちしんくうはあくびの構成のガチグマはひこうテラスと合わせて完封することができる。
テラス択回避のためガチグマを出したあと引いてくる相手も多く、一気にアドバンテージをとれる展開も多かった。
火力面も耐久面もあまりに最強だったが、相手のブリジュラスもまた最強な点だけが懸念点。
選出率同率1位
3.ペリッパー
テラスタル:じめん
実数値(努力値):135-63-120-161(252)-91(4)-117(252)
技:ウェザーボール/ぼうふう/テラバースト/でんこうせっか
雨展開要員、びっくり枠。
最速襷ガチグマ意識のS振り。
ペリッパーの型は終盤まで悩んでいたが、ガブリアスを初手に出しづらい相手に対し初手に投げられるよう行動保証と対ブリジュラスとガチグマ性能を持たせたところ、勝率が著しく上がった。
シーズン通して多かった襷ガチグマや、本構築に出てくるブリジュラスはほとんどがハーブエレビのため、それらを餌にすることができる。
襷ガチグマに対してはウェザーボールせっかで処理ができ、襷でないガチグマはテラスを切ってくるため、裏のエレクトロビームの起点にできる。
ブリジュラスは9割以上がエレクトロビームを撃ってくるかつ、ハーブブリはがんじょうばかりで耐久振りじきゅうりょくは存在しなかったため、じめんテラバせっかで襷を残しつつ突破することができる。
またマスカーニャはほとんどが変幻ハチマキで裏のブリを考えるとはたきを押してくるため、ぼうふうではなくウェザーボールを押すと死んでいく。
とんぼがえりが欲しい場面もあったが、上記の動きからウェザーボールテラバせっかは外せず、ぼうふうも諸々への安定打点になることが多いため外せなかった。
選出率同率1位
4.ガブリアス
持ち物:こだわりハチマキ 性格:ようき 特性:さめはだ
テラスタル:フェアリー
実数値(努力値):183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
初手枠、本構築のMVP。
ミラーやミミッキュ意識の最速。
本構築が呼びやすい悪全般、ミミッキュ、ブリジュラスを倒すために採用した。
ほとんどの対面でフェアリーテラバが安定択になりやすく、げきりんやじしんのように無効タイプもないため1体は確実に持って行ってくれる。
初手ブリジュラス対面はりゅうせいぐん以外を押されたことがなく、がんじょうはテラバ×2で処理できる。
アイアンヘッドの枠はハッサムやふうせんデカヌチャン意識のほのおのキバと選択だが、一貫ができたときにひるみも併せて強い展開もあったため一長一短。
選出率同率1位
5.サザンドラ
持ち物:たべのこし 性格:おくびょう 特性:ふゆう
テラスタル:フェアリー
実数値(努力値):193(204)-×-110-152(52)-110-165(252)
技:あくのはどう/ちょうはつ/わるだくみ/みがわり
受け系統対策枠。
グライオン意識の最速。
テラスはハピの放射やグライのじごくづき、ドオーのけたぐり等を考えフェアリー。
受け破壊のために投入したが、レギュHの受け構築は過去一強いと思っており正直完璧な崩しとはなり得なかった。
ガブサーフゴーと合わせてサイクルを行い危ういTODを仕掛けて拾えていたが、楽して勝てないため精神疲労がすごい。
推敲の余地がある枠。
選出率同率5位
6.サーフゴー
持ち物:こだわりスカーフ 性格:おくびょう 特性:おうごんのからだ
テラスタル:ひこう
実数値(努力値):163(4)-×-115-185(252)-111-149(252)
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/わるだくみ/トリック
搦め手対策枠。
構築全体の初速や搦め手への対策を担ってくれた。
基本選出を信用していたためなかなか出すことができなかったが、ドラパルト入りには出していればイージーをとれていたであろう試合も少なからずあった。
雨が重いガッサの抑止力になってくれたかつ、サフゴ対策枠が来ることを読みやすいため選出圧力もある。
皆さんご存じだろうが、じめんタイプにひこうテラストリックをしそのまま起点にわるだくみで全抜きという動きもごくまれに決まっていた。
選出率同率5位
<レンタルパーティ>
1カ月間レンタルパーティを公開しておきますので、良かったら使ってみてください。
≪終わりに≫
閲覧して下さった皆さんありがとうございました。
自分の構築力不足を痛感したシーズンでした。
正直結果には満足していませんが、
相当思考したこととそのプロセスを言語化することで気付きを得たく記事にしました。
次取り組む際はもっと勝ちたいです。ほんとに。
何か質問や、単純にポケモンの話がしたいなどありましたらお気軽に
Nao (@NaoNao22909421) | Twitter
までご連絡ください。
それでは失礼します。